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  • 執筆者の写真大野まさき

「ぽんぽこの会」との懇談

 10月24日土曜日午後は、不登校・ひきこもりなど生きづらさのある人とその家族、関心のある人が参加する多摩市の地域家族会の「ぽんぽこの会」と健康福祉常任委員会との懇談会が豊ヶ丘地区市民ホールで行われ、委員として参加しました。

 今任期の多摩市議会では委員会ごとにテーマを決めて取り組もうということで、健康福祉常任委員会としては「大人のひきこもり」をテーマとし、現在、所管事務調査としても大人のひきこもりを位置付けています。

 ぽんぽこの会は、毎月第4土曜日に基本的に活動日とし、同じ境遇を抱える家族が、想いを語ったり、交流し、情報を共有するという場として、平成31年2月からスタート。現在は10代〜50代までの不登校・ひきこもり等行きづらさのある人の家族や支援者たちが集まって交流してきているとのことです。何故ぼんぽこの会と名付けられたのかというと、スタジオジブリの「平成狸合戦ぽんぽこ」の舞台が多摩というイメージから名付けられたとのこと。自主運営となったのが今年の春前の頃からだったとのことで「まだ手探り」という感想が会の方から話がありました。「家族が繋がるのは自身の追い詰められた気持ちを楽にする」「どうやって声を行政に届け、その声を拡げていけるか。繋がる方法をどうするか」「親が歳取る中、今後どうして行くか」「多摩市民でないが、在住の市での家族会だと曜日が合わず多摩市の会に参加している」「制度のことなど色々情報を知りたくて参加している」といった声がありました。

 「一歩踏み出すのが大変。あちこちで傷ついた経験の人が、相談になんて簡単に行けない。なかなか地域の中で相談を出せない。隠しておきたい心理もあり、離れた地域でも対応してもらえると有り難い。きめ細やかな働きかけが欲しい。親がまず元気にならないとダメと思うようになった。自分が前向きな生活を送ることで子どもにも良い影響を与えていると感じる。」といった意見が印象に残りました。

 多摩市では高齢者福祉だけでなく、障がい者福祉や、子どもに関すること等も含めて総合的な多摩市版地域包括ケアを実践していきたいとしていますが、そうした相談窓口や機能が具体的に動くこととなるならば、ひきこもり問題についても相談しやすかったり、専門知識を持った人の配置や他分野とも連携した対応などが進むことになるのかもしれません。その辺りの可能性や取り組みに向けたことが進められるよう、考えていきたいと思います。

 

 

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