大野まさき
コロナ禍におけるシングルマザーの現状(オンラインセミナー)
おぐら足立区議がコーディネーターを務める第5回貧困問題オンラインセミナー「コロナ禍におけるシングルマザーの現状」を受講しました。
今回の講師はしんぐるまざあず・ふおーらむ理事長の赤石千衣子さん。
シングルマザーの7割が経済的な影響を受けた。(殆どが非正規労働者)
調査を行ったところ、7月、8月は会社の指示で休業、待機、出勤制限というシングルマザーは3割いた。
その結果4割以上のシングルマザーが減収。
経済的理由で子ども服や靴など買えなかったと答えた人は7割いたとのこと。
東京以外の地域の方の方が影響受けた人が多い。
4月から食べるものないといった厳しい相談が出てきた。
2日に1回しか食べられないという声も
収入減で食費、食事回数減らすことに。
子ども3人いて母親の自分は2日に1食という人がいた。
子どもたちには卵かけご飯を毎日食べさせた。
そのうちの一人の子どもは5ヶ月で母乳あげていた。
ミルクは買えなかった。
学校給食なかったことの影響が大きかった。
就学援助が全国一律でなくなったことで地域で差が生じた。
PCやタブレットがないという人が多い。
32% の人が接続量も不足している。
持っていても使い物にならない場合も多い。
ZOOM繋げられるのは特権階級とも言える。
児童扶養手当申請窓口で嫌な思いや屈辱的な扱いを受けたと感じた例が少なくない。
妊娠したかどうか、訊かれるなどがあり、嫌な思いをして相談に行かないことになる。
役所は規則で訊かないとならないため、ある意味真面目にハラスメントしている格好になっている。
そうした手続きを郵送申請にしたらどうか?
役所窓口の人による対応のバラつきもある。
生活保護申請嫌がる人増えている。
メンタル面の課題が増えたからと言って、単に相談機関を増やすより経済支援が必要でないか。
空き家や公営住宅を活用した住宅支援も重要だ。
といった話を聴くことができました。
また、様々な課題や支援策をわかりやすく知ってもらう工夫として
の紹介もあり、参考にしていきたいと思います。
