大野まさき
レンガ坂改修説明会/ハト避けネット貼り付けお手伝い
11日土曜日午前は、多摩センターにあるリンクフォレストで行われたレンガ坂改修工事説明会に参加しました。
この前のブログに掲載した様に、元々行うとしていた工事が、周辺住民や市民から少なくない異論の声が上がったこともあり、延期されていますが、今回の説明会では工事に賛同する声と、強い異論の声が改めて寄せられ、会の予定時間は超過しました。
レンガ坂の自転車通行についてどうするのか、市民発でルールを決めていく機会を作ったら良いのではないかと会の終わり近くに市長から投げかけもありました。他に、寄せられた提言の中には建築の専門家の市民のものもあり、再検討すべきと市側も受け止めたのでは感じられた部分もあり、当初予定の内容の工事を直ちに行うことはないと私は思いました。
今後時間をかけてでも再検討を丁寧に行っていくのか、それとも軽微な見直しだけにとどめ、あくまでも年度内の着工を進めていくのかわかりませんが、既に工事の予算を認めてしまった議会の責任も問われていると感じました。
レンガ坂の自転車通行について市民発でルールを決めていく機会を作ったら良いのではないかと市長からの投げかけがあった背景には、新たに作ろうとしている自転車優先ゾーンがかえって自転車のスピードを早めてしまう恐れが高いことの指摘、パルテノン大通りのように坂の途中途中に平な面が配置されていることが自転車のスピード抑制につながっているがレンガ坂では途中平らになっている面の面積が少ないために現状でも危険があることの指摘などがあったことで出てきた発想の様でした。
また、会の冒頭の市長挨拶では、私や岩崎議員が12月議会一般質問で指摘したり述べたポイントについても話の内容で引用されていました。私の一般質問ではニュータウンのレガシーとしてのレンガ坂の意義、つまり、レンガ坂だけに限らず多摩センター駅南側の遊歩道において東西にレンガ状のタイルが敷き詰められた状態が広がっている景観についてなども述べましたが、そうしたことの意義について市長も気に掛けなければならないポイントとして直視しなければならないと考えていることは感じました。説明会で市長も紹介していましたが、現在発売中の雑誌『東京人』1月号(No.448)では「進化しつづける多摩ニュータウン」という特集が組まれていることから、今回の問題を考える意味でも今後のまちづくりについてどう捉えていくのか考える資料になるとも言えます。
午後は、ご高齢の地元団地住民から頼まれて団地居室ベランダにハト避けネットを貼る作業を行いました。
昨年も同様な作業を行いましたが、テレビ番組「噂の東京マガジン」のハト被害について特集があった際に、多摩ニュータウンでの被害例を紹介する中で被害に遭っていた同地区住民の方が取り上げられ、私が自治会役員としての立場からその高齢の方宅のハト避けネット貼りをお手伝いしたことが、ほんの一瞬ですが、紹介されたことがありました。そんなことがあって今回の依頼もあったと思われます。
お手伝いすると言ったものの、9階のお部屋のベランダで脚立に乗り作業するのは正直少し怖かったです。しかし、困っているお一人暮らしの高齢の住民の立場を思うと、また夕方から別の打ち合わせ予定もあったこともあり、勇気を出して、何とか数時間の作業をすることができました。お世辞にも上手な仕上がりではないですが、被害が食い止められればと思います。
