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  • 執筆者の写真大野まさき

建設ユニオン多摩支部議員懇談会

更新日:2021年8月20日


17日火曜日朝から地域の夏季ラジオ体操の後期の部が始まっています。26日まで毎朝落合第三公園で行われます。私は一応、前に出て左右逆に模範?演技を行う役を続けています。


 昨日午前中は、一昨日行われた落合団地内の東京都住宅供給公社の賃貸住宅地区の自治会代表が集まる協議会の要点録作成と、それを各地区代表宅へ配布する作業などを当番として行いました。


 夕方は八王子へ向かい、建設ユニオン多摩支部の組合員と推薦議員との懇談会に参加しました。私の他に、てらさき神奈川県議、森八王子市議、島谷日の市議、森本町田市議、金子相模原市議が出席していました。


 今回の懇談内容として、以下の5つの課題が挙げられていました。

①建設キャリアアップシステムの各自治体の対応及び発注工事での検討状況

②公契約条例の課題、公契約に関する入札制度などの課題や対策の状況

③建築物等の解体・改修工事(一部解体含む工事)における石綿飛散防止対策の強化、

「大気汚染防止法の一部を改正する法律」に関する対策や補助制度の検討状況

④木材利用促進法と国産材の活用に関する取り組みの状況

⑤災害対策 ※防災協定の締結や災害時の課題


 私は事前に上記の多摩市の現状についてまとめたものを資料として提出をしておきました。

 上記の課題の中で、②について、多摩市は既に公契約条例が制定され、条例のあり方や運営について「公契約審議会」が開かれ、賃金のより良いあり方を求める労働者側だけでなく、賃金を支払う側の事業者側代表もい一緒に審議を行っている様子など、「条例がまだない自治体にとって理解が必要な背景について、ヒントがたくさんあるので、ぜひ多摩市の様子を見てもらいたい」という話も建設ユニオン側からありました。

 また、懇談では①の課題について、時間が多く割かれました。建設キャリアアップシステムとは、建設業に関わる技能者の資格・社会保険加入状況・現場の就業履歴などを登録・蓄積し、技能者の適正な評価や建設事業者の業務負担軽減に役立てるための仕組みのことで、国土交通省が推進しています。

 建設事業者は商号や現場名・工事内容等を、技能者は本人情報や保有資格・社会保険加入状況等をシステムに登録します。その後、技能者には個人用のカード(キャリアアップカード)が発行され、現場で業務にあたる際には個人カードをICカードリーダーに読み取らせ、就業履歴を記録するという仕組みとなっています。技能者の資格や就業履歴は「個々のキャリア」としてデータ化され、システムに蓄積されることになります。

 残念ながらこれまでの多摩市議会での建設キャリアアップシステムに関わる話題や質疑は、大野がこれまで一般質問で2回取り上げた質問時以外に出てきていません。

 市側へ確認したところ、庁内でも現状、議論は進んでいないとのこと。業者側の機器導入などの負担が大きくなるため、市発注工事への導入検討は現時点では現実的でないという認識とのこと。市側からは「逆に導入の先進事例などがあれば教えて欲しい」と言われました。

 しかし、将来的には同システムが前提となった建設業の現場となっていくため、例えば大手の事業者だけとなってしまい、地元の建設業の中小事業者はますます淘汰されていくことにつながりかねません。

 市でカードリーダー等機器導入の補助、あるいは機器を貸し出せるようなしくみも考えられるのでは?という話も出ました。その辺りの可能性について多摩市の姿勢と認識を改めて質す機会を持っていきたいと思いました。

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