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  • 執筆者の写真大野まさき

日医大多摩永山病院移転・建替え問題

 本日は昼休みに会派ミーティング、午後からは日医大多摩永山病院の移転問題の勉強会と災害対策連絡会があり、それぞれ参加しました。


 開院から40年以上経過した日医大多摩永山病院の建替えについては、建替えに向けた協力要請、病院側の厳しい経営環境などについて触れられた要望書「日本医科大学多摩永山病院建替えに伴う支援について」が昨年11月、日医大理事長から市長に出されました。

 その内容は移転予定地である旧多摩ニュータウン事業本部跡地(諏訪2−14・現在はコインパーキングがある)の造成費約20億円や建設費等への財政的支援を求めるもので、12月定例会の総務・健康福祉それぞれの常任委員会協議会の中でも報告されました。

 その後、市議会では災害対策連絡会の場などで市側のこの問題への対応について話を聴きました。市としては「早期の建替えについてできる限り協力したい」「日医大には多摩市で引き続き医療サービスを継続してもらう必要がある」という立場から支援の検討を行っていきたいという説明がありました。それを受けて市議会からは、会派ごとにまとめて疑問・質問を提出したところでした。本日の勉強会ではその中の一部の疑問や質問に市側から答える説明がなされました。

 当初は2026年に新病院が開院することを目標とされていたことから今年度中に市と病院側との「基本合意書」(敷地整理や建物を建てる場合の道筋について触れたもの)をまとめたいとしていたものが、病院側として「経営危機とコロナ対応を乗り切ることに力を使いたい」ことから来年度に「基本合意書」をまとめる方針になったことや「他自治体へ移動することは考えていない」という病院側の意向が示されたこと等の説明があり、この問題について「若干の時間的余裕ができた」という市長からのコメントもありました。


 私のいる会派「フェアな市政」としては、財政支援した場合、今後の市の財政計画との兼ね合いはどうなるのかが明確に示されないまま、初めに支援ありきの姿勢で良いのか?等疑問を感じています。自治体として大学病院等の誘致や建替えに際し補助した例がいくつか示されたものの、自治体からの補助を全く受けないで実施されている例も勿論あります。

 また、多摩市は「公共施設の見直し方針と行動プログラム」が示されている一方で、現在パルテノン多摩の大規模改修中ですし、中央図書館建設も進められようとしています。その上、今回の移転・建替えに際しての支援を行っていくということが矛盾しないのか、他の公共施設改修や建設のあり方を見直してまでも今回の病院移転・建替えの方に支援を行いたいとしている訳でもありません。その辺りの問題についても曖昧にせず、市民に示していくことが求められると考えます。

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