top of page
検索
  • 執筆者の写真大野まさき

来年4月からの中学校不登校特例校設置は見直しに

 7月26日14時から、多摩市立教育センターにて今年度第13回目の多摩市教育委員会定例会が開かれ、来年4月から瓜生小学校内に中学校の不登校特例校を設置する構想は全会一致(3人の全委員の賛成)で見直されることとなりました。

 このことに伴って、今月・来月予定の市民向け説明会や動画配信は中止となり、文科省、都教育庁など関係各所への事情説明も行われるとのことです。

 今回の定例会では、上記の案件についても急遽協議されることになったことから、傍聴希望者が多く、傍聴者定員を通常の5名から25名に増やして行われ、私も傍聴してきました。傍聴者には児童保護者と思われる方々も少なからずいらしてました。他の傍聴者も何人も駆けつけていたことからも地域でも大きな関心を持たれている様子がうかがえました。議員では他に安斉さん、池田さん、同会派の岩永さん、しのづかさんが傍聴に来ていました。


 見直しが決まった大きな要因は、設置先の瓜生小学校の児童保護者や地域で、閉校した学校にでなく、まだ現役で開校している小学校内に開設されることについて、動きが唐突過ぎることや、心配や不安の声が大きかったことが挙げられます。

 市側からは「このまま強引に進めるならば、当初めざした開設の目的とならなくなる。不登校特例校に通いたいという生徒にとっても喜んで通えなくなってしまう。時間的に無理があったのを進めようとしたことも反省している。立ち止まるだけでなく、より良い提案ができるよう、改めて練り直し・再検討したい。」といった説明・答弁がありました。

 委員からは「できる限り早い設置は必要。不登校の問題を一般市民への理解を広報活動などで継続的にアピールすべき」「どの子も対等に扱い、意見も聞くべき」「できるだけ早く今後の見通しを示して欲しい」といった意見がありました。


 本日の結論は、前々から構想自体はあった不登校特例校を設置する方針は変えず、その時期や場所については見直そうというものです。しかし市議議会には6月議会前になって中学校不登校特例校の話があったものの、唐突感は否めないというのが当時の印象でした。当時私からは「ここで急がなかったらどうなるのか?」と市側に尋ねましたが、「開設を希望している他の自治体に予算などが取られてしまう」といった説明があったように思います。

 しかし、市側も認めているように、具体化に関しては時間的に無理があったことから、今後の新たな検討に際しても丁寧な取組みが求めらると考えます。

 


 

 

 

閲覧数:133回0件のコメント

最新記事

すべて表示

この間、自身や仲間の政治活動に関わる作業や自治会の来年度総会資料作成等に追われてました。 市議会3月定例会の一般質問については以下の内容の通告書を提出しています。 1 多摩市版地域包括ケアシステムの今後等について 「誰一人取り残さない」という理念を掲げた「多摩市版地域包括ケアシステム」(以下、多摩市版地域包括ケア)について、これまで私も何度か質問等で取り上げてきたが、全ての市民を対象にした部署横断

bottom of page