大野まさき
決算審査1・2日目
16日木曜日から多摩市議会での決算審査が始まりました。16日の質疑は会派ごとの総括的質疑から始まり、私はフェアな市政を代表して総括的質疑を行いました。
一番確認したかったことは、昨年度、コロナ対策をやったことを通じて市側は何が見え、それによりどう取組みが変わってきたのかということでした。
まず、定額給付金の配布、商工関係への補助、ひとり親世帯への食料支援、子どもへの図書カードやクオカード配布等を通じて何を感じたか尋ねました。
様々な切実な声、支援に対する喜びの声、商工関係ではこれまであまり接点のなかった方々との接点ができたなどの発見もあったとのことでした。
また、気候非常事態宣言も示されたが、異常気候やコロナウィルスの感染があるというのは非日常・特殊の状態と思っていたとしても、そうでない現実が進行していことを踏まえる必要があること、「未来への投資」として新規のハコモノなどに偏るよりも、例えば落ち葉が溜まりあまり手付かずな状況がある排水溝の清掃など、住民が行うには困難な状況にあるインフラの再整備などにこそお金・人手をかける視点が、気候非常事態宣言を出した自治体として取り組む姿勢としても重要なのではないかという視点について質しました。
また、行政が支援する内容についても、何か買ったものを皆に配る「ばらまき」よりも、アウトリーチによる対応、つまり、全部・全員にということよりも、必要なところ・困っている人・ことにこそお金を回す・優先するという発想)が必要でないのかと主張しました。
17日金曜日では歳入、歳出の総務費、民生費について質疑が行われ、総務費ではTAMA女性センター運営経費について質疑。かつて一般質問でも触れた、市立中学校での性教育出前講座について取り上げました。
コロナ禍で中止となった上記の学校での講座について、当初予定していた学校名、対象者、時期、時間帯はどういうものだったのか質しましたが、そこまで決まらない段階で中止と決まったとのこと。
また、市立中学校での性教育の内容をセンターとして講座で行う検討はなかったのか?生徒を対象にするだけでなく、保護者対象の講演会などの可能性について訊きましたが、関戸公民館での講座が昨年度中止になったが、今年度は予定しているとのことでした。
TAMA女性センターへの10代、20代の方からの相談はあったか?尋ねましたが、今年度は10代から1件の相談があったとのことで、これまではそこまで若い方からの相談が女性センターになかったことから、もっと活用してもらう取り組むをすべきと思いました。
民生費では、地域生活支援事業について質疑しました。具体的には地域で自立して暮らす障がい者のことで、コロナ禍で対応した取り組み、配慮したこと、寄せられた要望、対応に苦慮した課題などはどんなことがあったのか、また、家族や介助者がコロナにかかってしまったなどの対応はあったのか尋ねました。
これについては、今年度に障がいを持つ方と同居のご両親がコロナにかかってしまった事例を聞いたことから、昨年度についてはどうだったのか気になったため、取り上げました。
昨年度の事例は説明がなかったので該当する例はなかったと思われますが、小さい児童や、高齢者、障がい者などと暮らす方が感染してしまった場合の対応について、更に気を配る必要があると考えています。
