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  • 大野まさき

第3回市議会臨時会



新型コロナウィルスワクチン接種希望者が早期に接種完了できる体制を取れるよう、当初は7月末で終わる予定だった集団接種会場の借上を延長するなどのため約2億3,807万円増額する補正予算案が提案され、全会一致で可決されました。


補正予算質疑において同会派の岩永さんからは、7月12日発行「たま広報臨時号」で「ワクチンに関する誤情報やデマに惑わされないようご注意ください。」という記載がわざわざされていることを取り上げました。ワクチン接種を行わない判断をしている人たちが不快を感じているという指摘や、特に12歳から15歳の子どもたちにワクチン接種済みとそうでない人の差別に繋がらない配慮を心がける必要性も訴えていました。


もう一つの議案は、オリンピック開催に伴う新型コロナ感染リスクを市としても最小限にするよう取組みを求める陳情の審査でした。これに関しては私が以下の討論を行いました。


(以下討論した内容)

3陳情第4号「東京2020オリンピック•パラリンピック大会の多摩市事業で予測される新型コロナウィルス感染症感染拡大防止に関する陳情」に、フェアな市政を代表し、委員長報告に賛成、採択すべき立場から討論いたします。

本陳情は、新型コロナウィルス感染症の最新の感染状況を踏まえて、感染拡大リスクの見直し、最善の感染拡大防止対策を多摩市に求めているものです。

私たちの会派は、他の2会派と共に「多摩市内の聖火リレー中止及びパブリック・ビューイング中止を求める要望書」を市長へ提出したこともあり、本陳情の背景と重なります。

オリンピック開幕が近づき、海外からの選手や関係者が次々と日本へ入国しています。既に入国された選手・関係者の中には感染者が確認されています。いわゆる役員などには個室であれば外食が許されるという抜け道があることも、野党の政府へのヒアリングで明らかになりました。

最大の感染拡大防止は大会の中止であるという認識も陳情理由で述べられていますが、私たちの会派はこの点も同意します。

東京都をはじめとする首都圏では新型コロナウイルスの感染が再拡大し、東京については3回目の「緊急事態宣言」の解除が早過ぎたと言わざるを得ません。7月8日に緊急事態宣言の4回目の発令が行われましたが、十分かつ迅速な補償が不可欠であり、それらの対応をしないまま、撤回されたとは言え、戒めとして酒類の取引停止を要請したり、金融機関に圧力をかけるなどはもってのほかだと思います。国民には外食を規制し、飲食店には営業時間の短縮を求めながら、オリンピック大会関係者には例外を認めるというのはとうてい納得できません。

多摩市での聖火リレーについては、出発式及び公道でのリレー走行は中止、自転車ロードレースについては6月22日にコース沿道での感染症対策に万全を期すことを求める内容等の沿道8市長からの要望書提出もありましたが、4度目の緊急事態宣言の発令に伴い、7月9日には市からは沿道観戦の自粛に関するお願いが出されました。

学校連携観戦については、7月5日の子ども教育常任委員会で、7月8日の教育委員会臨時会で方針が決められることが報告され、7月8日の教育委員会臨時会では、4度目の緊急事態宣言の発令が決定していたことや、感染拡大の状況が見られるにも関わらず観戦引率時の指導者割当が従前のままであることなどが理由として挙げられ、委員挙手全員で実施しないことが決定されました。

気になるのは、学校連携観戦中止について、教育委員会の判断で決めることはプロセスとしては理にかなっている部分があるとはいえ、その判断が出されるタイミングが遅かったのではないか、同じ多摩地区の武蔵野市や稲城市のようにもう少し早い段階で市として判断すべきではなかったのかと思います。


もう一点は、学校連携観戦は中止となってもオリパラのレガシー伝承やオリパラ教育についての内容です。オリパラ大会の究極の目標である「平和でより良い世界の構築に貢献すること」は、教育基本法及び学校教育法における「教育の目標」とも通ずるとされていますが、今回のような事態を受けてどのようにその教育目標を求めていくのかということです。

一方、残念ながら、組織委員会から会場運営に大手広告代理店などに委託される高額の仲介料や報酬のカラクリがあると現役の組織委員会職員から証言がなされたことについて、報道や国会での質問があったにも関わらず、十分に納得のできる返答がなされていないことなどは、ある意味オリパラで大儲けできる人たちがいるのではという疑惑がある一方、オリパラで通常の売上も立てられない、それ以前にコロナ禍で困っている人たちがいるたくさんいるという現実に対し、目を伏せてしまって良いのでしょうか。

オリパラ教育で重点的に育成すべき5つの資質の一つである「ボランティアマインド」の中で挙げられている「社会に貢献しようとする意欲や他者を思いやる心」「子どもたちの自尊心」といった観点からも、オリパラ開催の背景でそうした事態が生じていることに対しても、思いを馳せたり、学ぶ必要があるように思います。

以上を述べ、採択すべきの討論といたします。

(以上討論した内容)


他に採択すべきものの立場からは日本共産党の安斉議員より、趣旨採択すべきものの立場からは公明党の池田議員と新生会の遠藤議員から、それぞれ討論があり、採決の結果、賛成多数で採択となりました。

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