大野まさき
3月定例会での一般質問など
この間、自身や仲間の政治活動に関わる作業や自治会の来年度総会資料作成等に追われてました。
市議会3月定例会の一般質問については以下の内容の通告書を提出しています。
1 多摩市版地域包括ケアシステムの今後等について
「誰一人取り残さない」という理念を掲げた「多摩市版地域包括ケアシステム」(以下、多摩市版地域包括ケア)について、これまで私も何度か質問等で取り上げてきたが、全ての市民を対象にした部署横断的に対応が求められる同システムの実効力をぜひ高めてもらいと願っている。同システムの現状について、今後に向けて、改めて今回確認したい。
(1)重層的支援体制整備事業と多摩市版地域包括ケアについて
①国では2017年成立したいわゆる「改正社会福祉法」において、市町村が包括的な支援体制づくりに努めること等が規定され、重層的地域支援整備事業が2021年4月から始められている。手挙げ方式の任意事業であり、本市では次々年度から取組むと聞いている。同事業は多摩市版地域包括ケアと同様な発想・理念で取り組まれていると感じるが、内容と取組み自体は同じであると理解して良いのか。また、本市が次々年度から同事業に手を挙げることで、多摩市版地域包括ケアへの取り組みにどのような変化があると考えられるのか。
②同事業においては、市町村による包括的な支援体制において、Ⅰ 断らない相談支援 Ⅱ 参加支援 Ⅲ 地域づくりに向けた支援 を一体的に行うとされているが、「Ⅰ 断らない相談支援」という観点から、次々年度からの本市の体制、特に窓口体制についてはこれまでと何か変化はあるのか。
③②に関連して、上記「Ⅲ 地域づくりに向けた支援」という観点から、従来の福祉の域を越えた取組みにつなげる工夫も求められると思うが、これについてどのようなことが検討されているのか。「健幸まちづくり」の取組みにおいても、これまでは高齢社会への対応を意識したアプローチという印象だったが、その取組みの幅は拡げていくことになるのか。
④同事業において中野区では区内15箇所の区民活動センターに保健師等の専門職も含めたアウトリーチチームを設置し、同センターでの相談や地域住民からの情報を受け、自宅訪問や福祉分野に問わないニーズ対応も検討する体制があるとのことだ。本市においてはそのようなアウトリーチの体制については、多摩市版地域包括ケアや重層的支援整備事業の展開において検討されているか。
⑤昨年度第2回定例会時の私の一般質問の答弁の中で、『職員同士が他か業務への理解を深めるととともに連携しやすい「顔の見える関係」を作ることを目的とした「きづく・つなぐための多摩市版地域包括ケアシステム研修」を実施しています。』とあったが、この成果についてはどのように反映されていると考えているか。
(2)地域共創との関連等について
①(1)⑤に関連して、今後の多摩市版地域包括ケアや重層的支援体制整備事業の取組みを考えると現在検討・準備されている地域担当職員の果たす役割も大きいのではと思われるが、これについてはどのように考えるか。
②今後の多摩市版地域包括ケアや重層的支援体制整備事業への取組みと本市 の地域共創との関連についてはどのように考えられているか。