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  • 執筆者の写真大野まさき

12月定例会終了

 昨日、多摩市議会の12月定例会の最終日でした。本会議において、補正予算案審議の中で「障害福祉サービス事業所へのPCR検査等に要する経費補助金」についての質疑と、会派を代表して「(仮称)旧北貝取小学校跡地施設整備工事の請負契約の締結について」の反対討論、「多摩市立多摩中央公園内駐車場の指定管理者の指定について」の賛成討論、「5Gアンテナの設置を携帯各社にやみくもに行わせないことを求める陳情」の主旨採択賛成の討論をそれぞれ担当しました。

 「(仮称)旧北貝取小学校跡地施設整備工事の請負契約の締結について」はフェアな市政のみが反対、他の出席議員は皆賛成という態度でした。

 私たちフェアな市政は、旧北貝取小学校跡地への施設整備が9月定例会での補正予算に含まれていたことから、反対の態度を取りました。『「多摩市公共施設の見直し方針と行動プログラム」の根底にある行政経営や、持続可能な市政運営を本当に考えるならば、「来年度以降の経済状況悪化が見込まれ、それに伴い厳しい市財政運営が余儀なくされるこのコロナ禍に、急いでこれを整備すべきなのか?」と改めてこの場で問いかけたい』と述べました。

 現時点でこうした施設整備が行うならば、市公共施設全体を縮小され、将来にわたる維持管理経費縮減も明確に示された上で議論するか、積極的に収益を上げ、市の財政力アップに大きく寄与する計画性がある事業として提案されるべきです。

 しかし、この施設においては指定管理者が置かれるものの、指定管理者の手腕で積極的に大きな収益を上げてもらおうとする市の姿勢は伝わってきていません。この施設は市民活動・交流センターとふるさと資料館を整備するものですが、「施設利用者増大を真剣に検討するよりも、自発的に訪ねて来て解説などがなくとも観覧できる一部の歴史マニアや東永山複合施設を使用してきた人たちへの対応さえできればそれで良いとすることを前提とした指定管理となるならば、文化財保護法改正を受けた対応や文化財行政を担う人的資源確保の面からも大変疑問」ということも、文化財行政のあり方について、同会派の岩永議員がこれまで指摘してきたことも引用して述べました。

 学校法人が旧西落合中学校跡地に小・中一貫校を開設したいという話があったことで図書館本館移転(中央図書館建設)と旧西落合中学校体育館にある文化財移転が迫られたという経過がありますが、その後どうなったのか話はないままです。そうしたことを曖昧にしたまま、また、従来の発想や取り組みを上回る展望もないまま、施設整備を進める工事を認めることは納得できません。

 

 


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