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  • 執筆者の写真大野まさき

一般質問②

 昨日は多摩市議会9月定例会の一般質問の2日目で同会派同党のしらたさんがトップバッターで質問を行いました。

 以下は昨日の続きで、一昨日行った私の一般質問の2問目のやり取りを報告します。


「コロナ禍における学校と教育格差等の課題・対応について」の項目で通告した内容は、


新型コロナウィルス感染者増大に伴い、本市立学校の夏休み期間は延長された。夏休み明けにおいて児童生徒で「学校に行きたくない」と思ったり、自殺者が増えるということはよく言われるようになったが、コロナ禍での影響と夏休み明けのこの時期において、現状と課題を確認したいため、以下、伺いたい。

(1)夏休み明けに伴い、上記の課題に関して本市で心がけられていることや具体的な対応・取組みはどんなことか。それに伴う反応はどうなのか。

(2)感染拡大が更に進めば、オンラインの活用も含めた授業がなされるのか。

  その場合、課題となるのはどのような点と考えているか。

(3)希望する自治体に小中学校で実施する抗原検査キットが配布されると聞いた。本市はどう考えるか。実施する場合の課題は何であると考えるか。


(4)中学校不登校特例校の設置については、見直しがされることとなったが、必要とされる対応として、物理的な環境や用意された形式に乗ってもらおうとするだけでなく、「学校に行きたくない」「辛い」等の思いをどう当事者が言葉に表し、伝えてくれるかが鍵でないかと思うが、そのための取組みについて伺いたい。 


でした。


 最初の教育長からの答弁で(1)についての概要は、「夏休み前に児童・生徒に対し、困難やストレスへの対処法を身に付けるための『SOSの出し方に関する教育』を実施し、夏休み明けの現在は心理面を把握するアンケートを各学校で実施して最中である。」

 (2)については、「夏休み明けから、タブレット活用のオンラインと対面を組み合わせた学習指導に取り組む。登校できない児童•生徒に対してはタブレット持ち帰りによる学習保障を行う。課題としては、持ち帰りのタブレット活用ルールの徹底、目の疲れや姿勢などの健康面への配慮が挙げられる。」というものでした。

 (3)については、「使用対象は基本、教職員となっている。使用は任意の検査としてということになり、本人同意や人権への配慮が必要だ。」というものでした。

 (4)については、「各学校にて『心に寄り添う肯定的な関わり』に取り組んでいる。そうした働きかけを通じた辛さや声の把握を踏まえ、今後不登校特例校の実現を目指すことは大切だ」といったものでした。


 その後取り上げた主な再質問とその答弁の概要は以下のものでした。


大野:

本市としては(給食付き)午前中だけの授業を早期に決断したと言えるが、感染拡大に対応して都内で分散登校、短縮授業などの実施が2割超に過ぎなかったことについて、どう評価しているか?

市側:

子どもたちの福祉、食を確保することから午前授業を判断した。他市の動向よりも子どもたちを家庭と共に守りたいとする市側のメッセージとも言える。


大野:

保護者や児童•生徒の意向で、体調に問題なくとも欠席した場合の扱いは?内申等への影響はあるのか?

市側:

「出席停止・忌引き等」の扱いになるが、内申書への影響はない。


大野:

ワクチン接種の有無について、問いただしたり、接種者とそうでない生徒との区別を確認するような場面が実際にあったようだと聞いているが、実態は把握しているか?

市側:

そうした事例が複数件発生した実態を把握している。ワクチン接種有無などについて、挙手や口頭で確認することなどは差別、偏見、いじめにつながりかねないため、学校に対してそうしたことは行わないよう指示している。





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